home 5Gとドコモ光の違いは?通信速度や料金、エリア、利用までの流れなどを徹底比較!
ドコモからhome 5Gと呼ばれるホームルーターサービスが登場! 新たなサービスの登場によって、home 5Gとドコモ光のどちらを選べばよいのか、迷ってしまっている方もいるかもしれません。
そこで今回は、home 5Gとドコモ光の違いを比較できるように、それぞれのサービスについて特徴をまとめました。home 5Gとドコモ光の違いを比較表でもまとめていますので、選択に迷っている方はぜひチェックしてみてくださいね。
home 5G VS ドコモ光! 比較するときの基準は?
ドコモが提供しているhome 5Gとドコモ光は、どちらもインターネットを利用するためのサービスです。インターネットを使えればどちらでもよいと思う方もいるかもしれませんが、細かい部分で利用ルールが異なっています。
ストレスなくインターネットを利用するためにも、違いをおさえて自分に適したサービスを利用することが大切です。home 5Gとドコモ光を選ぶときにチェックしておきたい比較基準をいくつか解説していきます。
比較基準1.通信速度
インターネット通信サービスの比較で見落とせないのが通信速度です。
通信速度が希望の速度を満たさなかった場合、快適にインターネットを利用できなくなってしまう可能性があります。それぞれの通信速度を把握したうえで、自分に適したサービスを選ぶことが大切です。
比較基準2.利用料金
サービスにかかる料金は、生活に影響を与える重要な比較要素です。たとえば、月額料金や端末の購入費用、手数料、工事費などです。
home 5Gは料金がシンプルですが、ドコモ光は戸建てやマンションなどで料金が細かく分かれています。見落としなくチェックしておきましょう。
比較基準3.違約金
解約するときの違約金も見落とせないポイントです。
違約金があると、サービスが気に入らなかったときでも、解約しづらくなってしまいますよね。home 5Gとドコモ光では違約金の設定が異なります。よく比較しておきましょう。
比較基準4.利用エリア
インターネット通信サービスは、すべてのエリアで利用できるわけではありません。home 5Gとドコモ光でもそれぞれの利用エリアがあります。
home 5Gとドコモ光を検討するときも、それぞれが利用できるエリアを正確に把握しておくことが前提です。
特にhome 5Gでは、まだ5Gエリアが限定的で範囲が狭いと言わざるを得ません。5Gの利用を検討している方は最低限知っておきましょう。
比較基準5.利用までの流れ
インターネットを利用するまでの流れも重要な比較基準です。なるべく早くインターネットを利用したいのに、準備に時間がかかるのではストレスです。
home 5Gとドコモ光はインターネット環境を整える仕組みが大きく異なります。どちらがスムーズに利用できるのか、確実に把握しておきましょう。
home 5Gとは?
home 5Gは、工事せずにWi-Fi環境を構築できるホームルーターサービスです。
利用できる専用端末はHR01です。電源を入れるだけで利用できるので、光回線よりも手軽に設置できると話題になっています。一人暮らしの学生や引っ越しが多い方にピッタリでしょう。
通信速度
home 5Gでは、ドコモのネットワークをデータ量無制限で利用可能です。
5Gの高速通信に対応しており、最大受信速度は4.2Gbpsとなっています。4G(LTE)環境においても、受信時最速1.7Gbpsの通信速度です。無線LANは最大受信速度が1.2Gbpsで、有線LANが最大受信速度1.0Gbpsとなっています。
ただし、ネットワークの混雑状況によって、通信が遅くなったり、接続しづらくなったりすることがあります。当日を含む直近3日間のデータ利用量が多くなってしまうと、ほかの方よりも通信速度が遅くなる可能性もあります。
料金
料金プランとしてhome 5G プランが用意されています。月額料金は4,950円(税込)です。端末料金はオンラインショップでは39,600円(税込)に設定されています。
ただ、割り引き施策として36か月間にわたって毎月1,100円がサポートしてもらえるので、端末料金が相殺されて実質無料です。
利用エリア
home 5GはNTTドコモに申告する住所以外において利用できません。つまり、モバイルWi-Fiルーターのように別の場所に持ち運んで使えないということです。
ちなみに5Gの通信は、5Gエリア内に制限されています。5G対応エリアはドコモの公式ホームページから自宅の住所を入力することで確認できます。エリアは随時拡充予定なので、動向をチェックしておきましょう。
利用までの流れ
home 5Gは利用までの流れがシンプルです。まず、5G対応のホームルーターであるHR01を購入し、home 5G プランを申し込みます。申し込みはドコモオンラインショップやドコモショップ、量販店などで対応しています。
home 5Gの購入が完了したら、購入時に発行されたdアカウントにメールアドレス等の情報を登録しましょう。端末にSIMカードを挿入したらコンセントに挿入します。
端末の裏面にネットワーク名とパスワードが記載されているので、参照しながらパソコンやスマートフォンに設定しましょう。すると、Wi-Fiを利用できるようになります。
簡単に接続できるQRコードも便利です。QRコードをスマートフォンのカメラで読み込むだけで接続できます。
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違約金
home 5Gの見過ごせないポイントとして、最低契約期間がなく、違約金が発生しないことです。
ほかのホームルーターでは違約金が発生することもあるので、その点をふまえるとhome 5Gは初めて利用する方でも安心して契約しやすいといえるでしょう。
ただし、機種代を分割払いにしていたとき、解約にともなって端末の残債が発生する点に注意してください。
ドコモ光とは?
ドコモ光とは、フレッツ光回線あるいはケーブルテレビの設備を通してドコモが提供しているインターネットサービスです。ネットワーク環境が安定している点に特徴があります。
また、好きなプロバイダーを選べるのも特徴です。プロバイダーとは、回線とインターネットを接続する事業者です。自宅に回線事業者の回線を提供してもらうだけではインターネットを利用できません。
提携のケーブルテレビの設備に関しては、立ち合い工事と解約金なしでドコモ光を利用できます。
通信速度
ドコモ光の下り最大通信速度は1Gbpsとなっています。ただし、ベストエフォートと呼ばれるように、条件がそろったときの理論速度です。常に最大速度が出力されるわけではありません。
速度を安定させる方法としてv6プラスの利用が挙げられます。v6プラスは、一般的な接続サービスと違い、アクセスが混雑するポイントを通過しない接続方式です。v6プラスを利用するにはv6プラスに対応したプロバイダーを選ばなくてはなりません。
ドコモ光 10ギガに関しては、下り最大通信速度が10Gbpsとなります。高画質で大容量コンテンツを楽しみたい方はドコモ光 10ギガも検討してみましょう。
ドコモ光では通信制限は設けられていません。利用しているプロバイダーによっては、常識を超えるデータ通信を行った場合、速度を制限される可能性があります。
料金
ドコモ光の料金は、プロバイダー一体型料金です。マンションと戸建によって料金が異なります。
月額料金4,400円(税込)からサービスを利用可能です。
定額プラン | マンションの月額料金 | 戸建の月額料金 |
---|---|---|
1ギガ タイプA | 定期契約あり:4,400円 定期契約なし:5,500円 | 定期契約あり:5,720円 定期契約なし:7,370円 |
1ギガ タイプB | 定期契約あり:4,620円 定期契約なし:5,720円 | 定期契約あり:5,940円 定期契約なし:7,590円 |
1ギガ 単独タイプ | 定期契約あり:4,180円 定期契約なし:5,280円 | 定期契約あり:5,500円 定期契約なし:7,150円 |
10ギガ タイプA | – | 定期契約あり:6,930円 定期契約なし:8,580円 |
10ギガ タイプB | – | 定期契約あり:7,150円 定期契約なし:8,800円 |
ドコモ光ミニ | – | 2,970~6,270円 |
新規契約においては、事務手数料と工事費が発生します。代表的な派遣工事であれば、事務手数料は3,300円(税込)であり、工事費は戸建が19,800円(税込)、マンションが16,500円(税込)です。
オプション料金を支払うことで、ドコモ光電話や映像サービスなども利用可能です。
利用エリア
ドコモ光を利用するときは、サービスエリア内であることを事前に確認しなければなりません。NTT東日本エリアとNTT西日本エリアごとに利用住所で検索をして結果を確認します。
なお、ドコモ光10ギガに関しては、提供エリアが一部地域に限定されており、順次拡大予定とのことです。2021年3月時点の提供エリアは、下記の通りです。
NTT東日本エリア | ・東京都23区 ・狛江市 ・調布市 ・三鷹市の一部 |
---|---|
NTT西日本エリア | ・大阪府大阪市 ・愛知県名古屋市 |
利用までの流れ
新規契約する場合の主な流れをチェックしてみましょう。
まず電話やオンライン手続き、ドコモショップなどで申し込みします。オンラインでは24時間好きなタイミングで手続き可能です。ドコモショップで申し込むときは、基本的に来店予約をします。
次に、開通の案内やプロバイダーID・パスワードなど、必要な書類を受け取ります。そして開通工事では、工事日当日に設置場所を決められる方が立ち会いしなければなりません。自宅の設備環境によっては立ち合いが不要なケースもあります。
その後、自分自身でルーターやパソコン、プロバイダーなどの接続や設定をする流れです。
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違約金
ドコモ光の定期契約プランは、2年間同一のドコモ光を継続して利用しなければなりません。解約を申込まなければ自動で更新される仕組みです。もし更新後を含む契約期間内に解約したときは、解約金が発生します。
解約料金は、戸建てタイプが14,300円(税込)であり、マンションタイプが8,800円(税込)です。
home 5Gとドコモ光の比較表まとめ
ここまで解説したhome 5Gとドコモ光の内容を比較表としてまとめました。
比較項目 | home 5G | ドコモ光 |
---|---|---|
月額料金 | 4,950円 | マンション:4,400円~ 戸建:2,970円~ |
端末料金 | 39,600円 ※月々サポートによって実質端末料金が無料 | – |
データ量 | 無制限 | 無制限 |
通信速度 | 5G:下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps 4G:下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps 無線LAN:最大受信速度1.2Gbps 有線LAN:最大受信速度1.0Gbps | 下り最大通信速度1Gbps ・10Gbps |
速度制限 | ネットワークの混雑状況や当日を含む直近3日間のデータ利用量によって通信速度が遅くなる可能性あり | プロバイダーによって速度制限あり |
提供エリア | 5G対応エリアはドコモの公式ホームページから利用住所を入力して確認 | NTT東日本エリアとNTT西日本エリアごとに利用住所で検索 |
新規利用までの流れ | ①ドコモオンラインショップやドコモショップ、量販店などで申し込み ➁dアカウントにメールアドレス等の情報を登録 ➂端末にSIMカードを挿入したらコンセントに挿入 ④端末にあるネットワーク名とパスワードを参照してパソコンやスマートフォンに設定 | ①電話やオンライン手続き、ドコモショップなどで申し込み ➁開通の案内やプロバイダーID・パスワードなどの必要な書類を受け取る ➂必要に応じて工事日当日に立ち会う ④自分自身でルーターやパソコン、プロバイダーなどの接続や設定をする |
最低契約期間 | 制限なし | 定期契約プランは2年間 |
違約金 | なし ※端末の残債は発生 | 戸建てタイプ:14,300円 マンションタイプ:8,800円 |
特徴 | ・コンセントに挿入するだけでWi-Fi環境を構築できる ・QRコードをスマートフォンのカメラで読み込むだけで接続可能 | ・好きなプロバイダーを選べる ・提携のケーブルテレビ設備に関しては立ち合い工事と解約金なし |
home 5Gは料金プランが限られていますが、ドコモ光は条件によってはhome 5Gよりも月額料金が低いことがわかります。
ドコモ光は、下り最大通信速度が10Gbpsでインターネットを利用できるプランがあります。プランによっては、home 5Gよりも高速な通信が期待できそうです。
通信エリアに関しては、home 5Gとドコモ光の両方とも住所検索で確認する必要がありました。ただ、home 5Gの5Gエリアと、ドコモ光の10ギガプランに関しては、どちらも利用エリアが限られている実情です。
利用までの流れは、home 5Gが工事不要であり、スムーズに利用できることがわかります。工事の立ち合いが面倒である方にはhome 5Gの利用が適しているでしょう。
home 5Gでは違約金が発生しない一方で、ドコモ光の定期契約プランでは戸建てタイプとマンションタイプの両方で違約金が発生します。ただし、home 5Gの場合も解約にともなって端末の残債が発生する点については注意が必要です。
home 5Gとドコモ光以外の通信サービスも比較!
以上、home 5Gとドコモ光の通信サービスを比較しました。home 5Gとドコモ光のどちらを選ぶべきか、おおよその方向性が定まったのではないでしょうか。
ちなみにインターネットの通信サービスは、home 5Gとドコモ光だけではありません。
home 5Gと同様に工事が不要な「SoftBank Air」や、auスマートバリューを適用して通信費を削減できる「auひかり」などのインターネット通信サービスもあります。
比較対象を広げてインターネット通信サービスを選べば、自分にピッタリの通信環境を実現できる可能性が高くなります。home 5Gやドコモ光とともに、他社の通信サービスもぜひ比較してみてください。
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